動画協力:turbo822さん


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早いもので、岡田有希子さんが逝去されてから、今日でもう丸27年・・・・。もはやリアルで有希子さんを知らない世代でも何故かユッコファンが増殖している。それは何故か? そう、ユーチューブなどの動画共有サイトの普及で、昔の動画がどんどんリバイバルしている現状。当時の懐かしいリアル世代もリアルを過ごしていない世代も、誰しもが「いまどきどこを探しても、こんなアイドルはいない」と言わしめる岡田有希子さんの魅力。それは、現代が忘れかけている「アイドル」の本来の原点ともいうべきものなのかもしれない。
そして、いつまでも、悲しんでいる場合じゃない。ノンストップメドレーで元気に行こう。ファンの元気な姿を見せることがユッコへの最高の供養になるのだから・・・


ファースト・デイト
(1984年4月21日発売)1st
作詞・作曲: 竹内まりや、編曲: 萩田光雄

ファーストデイト誰にも優しい あなたのことだから
土曜のシネマに 誘ってくれたのも
ほんの気まぐれでしょう
それなのに WAKU WAKU 
何もかもが バラ色に見えるわ
初めてのデイト
好きよとひとこと いつか打ち明けたい
こんなに切ない気持ち 初めてだから 

この歌を聴くと、デビュー前のイベントで白いドレスでキャンペーンを行った頃の有希子さんを思い出します。目がクリクリっと大きくて、ちっともでしゃばったところのない、ちょっと控えめなおっとり系の女の子、そんな印象もデビューしてみれば、しっかりと芯が通ったオーラが光っていました。
デビュー日に銀座山野楽器の店頭に私服でやってきたユッコや池袋西武のあじけないステージでも懸命に歌ってくれたユッコが懐かしいです。
 
  
リトル プリンセス(1984年7月18日発売)2nd
作詞・作曲 : 竹内まりや、編曲 : 大村雅朗

リトルプリンセス目が回るコースターも
あなたとなら平気なの
私はいつでも
あなただけのプリンセスよ
このまま手を取り
おとぎの国へ連れてって


この曲で思い出すのが、後楽園球場がまだドーム球場じゃ無かった頃、大きなケヤキの木のしたに「けやきステージ」というのがあって、いつも春休みや夏休みにアイドルが毎日日替わりでやって来ていました。そして、この「リトル・プリンセス」のキャンペーンで猛暑のさなかにやってきた岡田有希子さん、汗だくになりながらも、振付の動きで余計に暑いながらも懸命に歌ってくれたのが今でも思い出させてくれます。


-Dreaming Girl- 恋はじめまして
(1984年9月21日発売)3rd
作詞・作曲 : 竹内まりや、編曲 : 大村雅朗

恋はじめましてママの選ぶドレスは似合わない年頃よ
少しずつこの胸がときめいてるのに
恋したら誰だってきれいになりたい
素敵なレディに変わる日を夢みてる
ロケットにしのばせた写真をみつめながら
今日もまたため息でひとこと「おやすみ」
真夜中のテレフォンも許してくれない
いつになったら自由に会えるのかナ・・・
引き出しの奥にある私だけのダイアリー
片隅に書きこんだひとことI Love You・・・

この歌詞って、大人になりたいけど、大人の恋をするには、まだまだ自由にならない乙女の狭間の悩みを捉えていますね。でも、結局、ユッコって、このままずっとあの日までひきづっていたのだろうか。そう思うとやるせなくおもっちゃいます。もっとこの歌のことを深く考えてあげればよかった・・・。


二人だけのセレモニー
(1985年1月16日発売)4th 
 
作詞: 夏目純、作曲:尾崎亜美、編曲: 松任谷正隆

二人だけのセレモニー誘われて踊るのはあなたが最初決めてた
戸惑いも卒業よ
あふれるほどにあなたが好き
目を閉じて・・・


思いを寄せた彼に一途な感情が伝わってきます。ユッコの芯の強さって、こういうところから来ているのかもしれません。アイドルになりたくて、学年1位の成績を取って約束をはたしてデビューしたとこなんて・・・その思いがちょっとずれていてくれれば・・・


Summer Beach
(1985年4月17日発売)5th  
作詞・作曲: 尾崎亜美、編曲: 松任谷正隆

サマービーチOh, Summer Beach
小さな太陽ね
あなたの瞳 熱い視線
眠ったふりしてパラソル越しに感じてるのよ
Loving Loving me
Loving Loving me
もうすぐ言える波の音に前負けないほど
「愛している」って言わせて

春の発売なのに、夏のビーチの歌ってどうしてなのかしら? 恋って熱いものとは聞くけれど、恋に季節は関係ない。いつだって、恋は灼熱の夏の気分なのかもしれない。


哀しい予感
(1985年7月17日発売)6th 
 
作詞・作曲: 竹内まりや、編曲: 松任谷正隆

哀しい予感お願いよホントのこと打ち明けてほしい
眠れない夜が続き
哀しい予感に 揺れている私
あしたからこの道をあの子と歩くのでしょう
風に散った私の初恋
お願いよ 
指と指をはなさないでいて
泣きそうだから

失恋の歌・・・この歌詞は、誰しも失恋経験のある人なら、思い当たるドキッとした心情だ。もちろん、エスカレートすれば、ストーカー呼ばわりされてしまうんだけど、この当時は「ストーカー」なんて言葉はなかった。いや、ストーカーなんて言葉が一人歩きしているだけで、みんな一途な感情がそうさせているのであって、なんでストーカー呼ばわりされなきゃならないの・・・って思う。そう、こんなに思っているんだから、判ってほしい。


Love Fair
(1985年10月5日発売)7th  
作詞・作曲: かしぶち哲郎、編曲: 松任谷正隆

ラブフェアー花びら摘みとるいけない子
やめてNo No No
さあ、熱いラブ・フェア
あなた誘惑ドゥリーマー
Love fair 花束をそえて
Secrets 貴方のお部屋に
Love fair 私のすべてを
Secrets そっと届けるわ

そして、なぜか一転して、積極的な女の子に大変身。作詞者は、歌うアイドルの視点になって歌詞を書くということを考えると、この時に大きな心境の変化があったのだろう。それを敏感に感じ取って生まれたかもしれないこの歌詞、でも、当時はアイドルの恋愛はまだまだご法度の時代、その狭間に相当悩んだに違いない。


くちびるNetwork
(1986年1月29日発売)8th 
 
作詞: Seiko、作曲: 坂本龍一、編曲: かしぶち哲郎

くちびるNetworkねえ誘ってあげる
ロマンティックに
Kissが欲しいの?
ほら くちびるにNetwork
あなたいつも自分から
何も言えない じれったい
ねえ聞こえるでしょう?
胸の鼓動が
見つめあったら
ほら くちびるにNetwork
あなたに抱かれ 遠い星へと
旅してみたい
ほら くちびるにNetwork


そして、ご存じ、最後の曲になってしまった、本楽曲。当時は、くちびるが何故Networkなのかわからなかった。いや、今でもよくわからないのだけれど、ネットといえば、インターネット。しかし、この当時は、まだ、「インターネット」なんて言葉すらまだ無く、一部の国立大学間で、研究用として実験的に使用されているのみであった。でも、このくちびるNetworkが最後の曲になったのも意味があるのだろう。こうして、今やインターネットでだれでも当時のユッコを知ることが出来る、こんなすばらしい時代にいつまでもユッコのことを忘れないでいることが、このブログを見ている世界の人と時間を共有することが出来るってすばらしいと思いませんか?
もし、ユッコがあの世から、コメント欄に書き込むことができたなら、どんなコメントを残してくれるのだろうか?
そんなことを考えながら眠りにつきます。


花のイマージュ
(1986年5月14日発売延期→2002年12月4日発売)9th

作詞・作曲・編曲:かしぶち哲郎

花のイマージュああ 愛しあいたい
バラになりたい
彼の腕に抱かれて
ああ、見つめられたら
めまいの季節
恋は花のイマージュ 

発売 される予定だった曲がお蔵入りになったけど、ファンの強い要望で発売された幻の曲。そして、リアルで歌っているとこを見ることができないもどかしさ。
でも、今のデジタル技術なら、当時のビデオ映像から、50音を抽出、音楽編集ソフトと画像処理ソフトと超精密ポリゴンによって、現代に甦らせることが出来るような気もしないでもない。
誰か そんな職人さんが出てこないだろうか・・・。一度だけでもいいから、「花のイマージュ」を歌うリアルで歌うユッコが見てみたい・・・・・。


そして、時が止まることの無いノンストップメドレーに乗って、ユッコの爽やかな歌声が、いつまでの私たちの心の中に永遠に響き続けてくれていくことでしょう・・・1986年4月8日、こんな可愛いアイドルがいたんだよって、ずっとずっと未来永劫に私たちの脳裏に刻まれてまた、これからの君たちにもずっと語り継がれていって欲しいのです。ノンストップ・・・時は止まっていません。きっといつか帰ってくる。。。。きっと・・・・・・。

動画共有:yukkoryu1